ドル円(10時20分から21時30分まで)は、上方向をやや優勢と判断します。
ただし、159.24円から159.45円に強い上値抵抗が集中しており、21時30分まで一直線に上昇する相場ではありません。
基本戦略は159.08円から159.13円を維持する限り上方向を狙い、159.24円を明確に突破した場合に上昇幅を拡大する展開です。
一方、159.08円を割り込むと短期的な上昇構造が崩れ、158.98円、158.92円、158.80円方向への下落が速くなると判断します。

ドル円 15分足チャート
◆ 10時20分スタートシナリオ ◆
・価格の方向性と根拠
メインシナリオは「やや上方向」です。
15分足では159.00円台前半から反発しており、25MAと50MAが上向きに転じています。
15分足MACDはゼロライン付近まで低下しているものの、価格自体は159.08円付近の重要水準を維持しています。
1時間足ではストキャスティクスが売られ過ぎ圏から上向きに転じ、MACDも改善しています。
このため、短時間の押しを挟みながら159.24円を再度試す展開を最も重視します。
・注目すべき価格水準
下値は159.08円、158.98円、158.92円が重要です。
159.08円は15分足で現在値を支える最初のポイントです。
上値は159.13円、159.18円、159.24円が重要です。
さらに159.39円から159.45円には4時間足の38.2%戻し159.395円と1時間足の50%戻し159.485円があり、ここが本日の上方向の最大の壁です。
159.50円を明確に突破できれば159.60円から159.67円まで視野に入ります。
・エントリー根拠となるトリガー条件
159.08円から159.13円を維持した状態で15分足が159.18円を突破し、次の足でも159.13円以上を維持すれば上方向へのエントリー優位性が高まります。
さらに159.24円を15分足終値で明確に突破すれば、159.39円から159.45円を試す動きへ移行すると判断します。
・優位性:★★★★☆
◆ アップシナリオ ◆
価格は159.18円を突破して159.24円を試し、その後159.39円から159.45円へ上昇する展開です。
15分足では短期的な上昇構造が維持され、1時間足ではストキャスティクスとMACDが上方向へ改善しているため、このシナリオを本線とします。
日本の7月コアCPIは1.8%となりましたが、2%を下回ったことで日銀の追加利上げ期待が大きく強まる状況にはなっておらず、短期的には円安圧力が残っています。
また、米長期金利の上昇とドルの持ち直しもドル円を支える材料です。
注目水準は159.24円、159.39円、159.45円、159.60円、159.67円です。
159.24円突破後に159.18円を下回らず推移すれば、159.39円から159.45円への上昇を狙いやすくなります。
159.45円を突破した場合は159.60円から159.67円まで上値余地が広がります。
エントリー条件は159.24円突破後の15分足終値確認です。
突破直後に159.18円を再び割り込む場合は、このシナリオをいったん撤回します。
◆ ダウンシナリオ ◆
159.08円を明確に割り込んだ場合は、短期的な上昇構造が崩れて158.98円、158.92円、158.80円へ下落する展開を想定します。
特に15分足MACDがゼロラインを明確に下回り、ストキャスティクスも下方向へ再加速すれば、下落速度が上がりやすくなります。
4時間足ではMACDがマイナス圏にあり、ストキャスティクスも高値圏から低下しているため、中期的には上値の重さが残っています。
日足でもMACDはマイナス圏で、ストキャスティクスは低下基調です。
したがって159.40円前後で上昇が止められた場合、下方向への反転リスクは無視できません。
注目水準は159.08円、158.98円、158.92円、158.80円、158.70円、158.43円です。
158.80円を割り込むと4時間足の移動平均線群が崩れやすくなり、158.43円付近まで下落余地が拡大します。
エントリー条件は159.08円割れ後の戻りが159.08円から159.13円で抑えられることです。
その状態で15分足MACDが再び下向きになれば、158.98円から158.80円を目標とする下方向へのエントリーが優位になります。
◆ レンジシナリオ ◆
159.08円から159.24円を中心とした狭いレンジを形成する展開です。
15分足MACDがゼロライン付近で横ばいとなり、ストキャスティクスも方向感を失えば、このシナリオへ移行します。
現在は159.13円前後を中心に上下の注文が交錯しやすく、159.24円突破と159.08円割れのどちらかが確認されるまでは、無理に方向を決めないほうが優位性があります。
注目水準は上限159.18円から159.24円、下限159.08円から158.98円です。
159.24円を突破できない状態が続く場合は159.10円台へ戻りやすく、逆に159.08円を維持する限り158円台後半まで急落する可能性は低下します。
エントリー条件はレンジ上限または下限での明確な反転確認です。
159.24円突破または159.08円割れが発生した場合はレンジシナリオから、それぞれアップシナリオまたはダウンシナリオへ切り替えます。
現在の全時間足を総合すると、15分足は短期上昇、1時間足は反発局面、4時間足は戻り局面、日足は上昇トレンド内の調整局面と判断します。
したがって、10時20分から21時30分までの最も狙いやすい方向は上方向ですが、159.24円から159.45円の抵抗帯を突破できるかが最大の分岐点です。
前日比では、ドル円は159円台を回復した位置にあり、前日の安値圏からは明確に戻しています。
週間では159円台を中心とした高値圏での持ち合いが続いており、160円台を目前に上値を抑えられている状態です。
159円台後半から160円は心理的にも重要な抵抗帯であり、ここを突破するには米金利上昇などの新たなドル高材料が必要です。
需給面では、円の投機的な売り越しが縮小しているため、以前のように円安方向へ一方的にポジションが積み上がっている状況ではありません。
そのため、159.50円から160円では利益確定や円高方向へのポジション調整が出やすく、上昇局面では伸び切れない可能性があります。
機関投資家やCTAの実際のリアルタイムポジションは確認できていませんが、円ショートの縮小傾向を踏まえると、上方向を追いかけ続けるよりも、押し目からの反発を狙うほうが現状では適しています。
オプション市場では、8月18日時点で1カ月物の25デルタ・リスクリバーサルにおける円コール側のプレミアムが介入直後より低下しており、円高リスクへの警戒はピーク時から後退しています。
一方、円高方向へのヘッジ需要そのものは残っているため、159.50円以上では介入警戒を意識した上値抑制が働きやすい状況です。
ドル円の最新の正確なATM・1週間物IVおよびプット・コールレシオは確認できていません。
地政学面では中東情勢とホルムズ海峡を巡る緊張が原油価格を押し上げており、これが米国のインフレ懸念と長期金利を通じてドル円へ影響しています。
原油高と米長期金利上昇が同時に進む場合はドル円の上方向を支えますが、株式市場のリスク回避が急激に強まった場合は円高方向へ反応する可能性があります。
本日、日本時間17時00分にユーロ圏製造業PMIとサービス業PMI、17時30分に英国製造業PMIとサービス業PMI、21時30分にカナダ小売売上高とコア小売売上高が発表予定です。
米国では21時30分までに重要な経済指標の発表予定は確認できておらず、22時45分に米国製造業PMI、非製造業PMI、総合PMIが発表予定です。
したがって、21時30分までの今回の分析では22時45分の米国PMIを直接のトリガーには含めませんが、欧州時間からNY時間序盤にかけて米金利が動けば、ドル円が先行して反応する可能性があります。
なお、今夜の米国PMIについては製造業53.7、非製造業54.0、総合53.8が市場予想として示されています。
*分析本文中に表示している数値は、MetaTrader5のみにおける数字(金額)です。
*トレードシナリオはあくまでもサンプルです。メインはScalper-FXのサインです。
*Scalper-FXのサインに合わせてエントリーをしてください。
*最終的な投資判断は、必ず、ご自身の責任の元に行ってください。
【2026年8月21日(金)10時20分】

