2026.07.25(土) 22:42【Nikkei225 オプション建玉 デイリーウォッチ】

2026.07.25(土) 22:42【Nikkei225 オプション建玉 デイリーウォッチ】

JPX建玉データは直近営業日(7月24日・金)の取引終了時点のものとなります。日経225先物(2026年9月限、JP225-SEP26)は、24日の取引終了時点で64,285円(気配値642.85/643.00)で推移しております。

**1. JPX建玉残高データの要約**

**1-1. 日経225オプション(標準)建玉サマリー(限月別)**

限月 プット建玉合計 コール建玉合計 P/C倍率 備考
2608(8月限・SQ直近) 109,560 40,288 2.72 プット優位。ただし25,000~30,000円付近の深いOTMに旧来型の大口建玉が滞留
2609(9月限) 99,339 62,277 1.60 次期中心限月。50,000円プット等、値動きに直結しにくい建玉も含む
2610(10月限) 12,087 6,742 1.79 枚数薄く、参考程度

**1-2. 日経225ミニオプション(週次限月)建玉サマリー**

限月(週) プット建玉合計 コール建玉合計 P/C倍率 備考
7/28限 52 4 枚数僅少、翌営業日SQ通過分
7/30限(直近週) 7,218 8,964 0.81 直近の実質的な中心限月。コールがやや優勢
8/4限 4 4 枚数僅少
8/6限 112 60 1.87 枚数僅少
8/13限 15,963 16,695 0.96 翌々週限、建玉は分散気味

**2. 主要ストライクの建玉集中状況**

**2-1. 標準オプション(限月別・建玉上位)**

限月 プット上位ストライク コール上位ストライク
2608 65,000(7,985)/70,000(6,125)/60,000(4,589)/59,000(3,276)/64,000(3,046)/63,000(3,006)/58,000(2,955) 73,000(2,768)/70,000(2,404)/63,000(2,131)/68,000(1,866)/75,000(1,712)/72,000(1,628)
2609 60,000(3,990)/55,000(3,619)/63,000(3,173)/65,000(3,109)/62,000(2,824) 65,000(4,285)/67,000(2,457)/70,000(2,430)/67,500(2,265)/66,000(1,777)

注:2608限月の25,000/30,000円プットや2609限月の50,000円プット等は建玉こそ大きいものの、当日出来高・前日比がゼロで推移しており、深いOTMに長期滞留する構造的なヘッジ玉と考えられます。直近の値動きへの影響度は限定的です。

**2-2. ミニオプション(週次限月・建玉上位/中心:7/30限)**

限月(週) プット上位ストライク コール上位ストライク
7/30限 63,000(2,509)/62,500(1,211)/61,125(488)/62,000(472)/61,500(418)/65,000(369) 67,000(2,145)/73,000(1,481)/65,000(764)/72,000(520)/72,500(453)/67,500(433)
8/13限 68,750(1,144)/69,000(1,119)/62,000(848)/60,000(745)/68,000(691) 69,000(1,486)/68,750(1,457)/71,000(974)/62,250(977)/68,000(755)

**3. 建玉データから見る今後の値動きの推測**

標準オプション(2608・2609限)ともにプットの建玉合計がコールを上回っており、P/C倍率は1.6~2.7倍と、ヘッジ需要が根強い状況がうかがえます。ただし、この数値には行使価格が現値から大きく乖離した滞留玉が含まれるため、そのまま弱気シグナルとは捉えにくく、実質的な攻防はより現値に近いストライクで見るべきといえます。

直近の値動きに直結しやすい7/30限ミニオプションでは、プットが63,000円、コールが67,000円に建玉が集中しており、P/C倍率も0.81とほぼ均衡しています。このことから、市場は目先1週間程度の変動レンジを63,000~67,000円のゾーンとして織り込んでいると推測されます。現値64,285円は、このレンジのやや下寄りに位置します。

**4. チャート×JPXデータの統合分析**

4時間足では、6月下旬の73,758円をピークに明確な下降トレンドへ転換しており、25MA・75MA・その他の移動平均線がいずれも上から下へ収束しつつ、価格の上に位置する形でレジスタンスとして機能しています。MACDはマイナス圏で推移し、Stochasticsは中心線付近で方向感に乏しい状態です。

1時間足では、7月上旬以降のレンジ相場を経て、7月半ば以降は明確な下値切り下げが継続しています。Stochasticsは20近辺の低位で推移しており、短期的な売られ過ぎ感も出ています。

15分足(システムポイント)では、直近の下値は64,400円付近で頭打ちとなっており、64,170円、63,750円が下方の節目として意識されています。MACD・Stochasticsともに方向感の乏しいもみ合いを示しています。

**5. フィボナッチ水準×オプション建玉集中ストライクの突き合わせ**

時間軸/Fib水準 価格 近接する建玉集中ストライク 意味合い
1H・76.4% 65,132 2608コール65,000(7,985)/7,30限コール65,000(764) 直近の戻り高値方向のレジスタンス帯。コールの壁と重複
4H・38.2% 64,826 2608コール65,000/64,750 65,000円のコール玉と重なり、上値の抵抗ゾーンを形成
1H・88.2% 63,800 7/30限プット63,000(2,509) 直近安値圏の防衛ライン。週次プットの壁が下support
4H・50.0% 62,067 2608プット60,000(4,589)/2609プット60,000(3,990) 中期的な調整の目処。60,000円の厚いプット玉と符合
4H・61.8% 59,308 2608プット59,000(3,276)/58,000(2,955) 深押し時の最終防衛帯として意識されやすい水準

現値64,285円は、上方の1H 76.4%(65,132円)=コールの壁と、下方の1H 88.2%(63,800円)=週次プットの壁に挟まれた狭いレンジの只中にあることが確認できます。

**6. シナリオ分析**

シナリオ 条件 目標水準 信頼度
上昇 65,000円(コールの壁・4H 38.2%)を明確に上抜け 65,840/66,490(システムポイント)~1H 61.8%(66,781) ★★☆☆☆
レンジ 63,800~65,000円のゾーン内で推移 同ゾーン内での往来 ★★★★☆
下落 63,800円(1H 88.2%)を割り込み、63,000円のプットの壁に接近 63,000円(週次プット集中) ★★★☆☆
深押し 63,000円を明確に割り込む 4H 50.0%(62,067円)~標準プット60,000円の壁 ★★☆☆☆

現時点では、63,800~65,000円のレンジ内での方向感に乏しい推移が最も蓋然性が高いと考えられます。上下いずれのブレイクも、建玉の壁の位置と整合的な値幅で反応が出やすいと推測されます。なお、本分析はMetaTrader5の価格を参照したものであり、実際の売買判断はScalper-Nikkeiのシグナルを優先してご活用ください。