ドル円(17時から翌6時まで)は、

上値を試す動きを維持しつつも、162円00銭の巨大オプション設定が強い重石として意識されやすい局面にあります。
15分足チャートでは、直近で162円59銭付近まで上値を伸ばし、25MA・50MA・75MA・100MAが揃って右肩上がりとなっており、短期トレンドは明確な上昇局面にあります。
MACDはゼロラインを上回った状態で推移し、Stochasticsは75.19と66.22で過熱感の強い水準に達しています。
1時間足チャートでも直近高値162円82銭圏を試す形となっており、25MAから100MAまでの各移動平均線が下値を支える形で並んでいることから、中期的にも上昇基調が継続しています。
4時間足チャートでは4月安値の154円97銭から一貫した上昇トレンドが継続しており、Stochasticsは82.41と71.52まで上昇していることから、押し目待ちの需給が意識されやすい局面です。
日足チャートでは2024年12月安値139円87銭からの上昇トレンドが継続しており、直近高値圏である162円82銭に接近、Stochasticsは88.07と90.50まで達していることから、日足レベルでの過熱感は相当に強い状態です。
重要なサポートラインについては、NYオプションの巨大設定が観測されている162円00銭、1時間足の161円92銭、4時間足の160円98銭が注視されます。
重要なレジスタンスラインについては、直近高値であり日足のフィボナッチ起点でもある162円83銭、4時間足で意識される163円21銭が注視されます。
前日比では162円35銭から162円59銭まで値幅を伸ばして引けており、週間で見ても安値を切り上げる形が継続していることから、地合いはドル高・円安方向に傾いています。
需給面については、地政学リスクを背景とした有事のドル買いに加え、トレンドフォロー型のCTA勢による順張りの買い持続が意識されやすい局面ですが、具体的なポジション規模については確認できていません。
オプションIVについては、ドル円の1週間物が4%台と低水準で推移しており、リスクリバーサル(25デルタ円コール)は1ヵ月物がプラス1.30%前後となっており、円安方向、つまりドルコール需要がやや優勢な状態が続いています。
NYオプションの主要行使価格については、前営業日である7月20日時点で162円00銭に31.00億ドルという極めて巨額のピンポイント設定が観測されており、これが下値を強烈に拘束するマグネット要素として機能しています。
このほか162円50銭に6.10億ドル、163円00銭に6.99億ドルの中規模設定も観測されています。
地政学リスクについては、米国とイランの軍事的緊張が再燃しており、フーシ派によるサウジアラビア向け海上封鎖の即時発効表明も伝えられていることから、原油高を通じたドル買い圧力が意識されやすい状況です。
最新ニュースとしては、本日の閣議決定が予定されている骨太の方針2026の原案から財政健全化の文言が削除されたと伝えられており、これを受けて日本の長期金利が1996年以来の高水準となる2.9%台まで上昇、円売り材料として意識されています。
東京時間以降については、本日は注目度の高い米国経済指標の発表は予定されておらず、FRB高官も7月29日から30日のFOMCを控えたブラックアウト期間に入っているため要人発言も想定されていません。
なお、22日午前(日本時間)には米主要企業決算としてテスラおよびアルファベットの発表が控えており、決算内容次第では市場全体のリスク心理を通じてドル円にも波及する可能性があります。
◆ 17時スタートシナリオ ◆
・価格の方向性と根拠
17時以降も上昇(ドル高・円安)方向が優勢になりやすい展開です。
15分足の25MAが上向きを維持し、MACDがゼロライン上で推移していることが根拠です。
一方で162円00銭には巨額のオプション設定が観測されており、押し目局面ではこの水準が強い支えとして機能しやすい状況です。
・注目すべき価格水準
上値目標は162円83銭、押し目の目安は162円00銭です。
・エントリー根拠となるトリガー条件
15分足で162円59銭を明確に上抜け、終値がその水準を維持した場合をトリガーとします。
・優位性:★★★★☆
◆ アップシナリオ ◆
・価格の方向性と根拠
地政学リスクを背景とした有事のドル買いが継続すれば、162円83銭を上抜けて163円21銭を試す展開になり得ます。
・注目すべき価格水準
162円83銭、163円21銭です。
・エントリー根拠となるトリガー条件
1時間足で162円83銭を終値ベースで上回った場合をトリガーとします。
◆ ダウンシナリオ ◆
・価格の方向性と根拠
日足Stochasticsの過熱感から利益確定の動きが優勢となれば、162円00銭のオプション設定に吸い寄せられる形で下押しする展開もあり得ます。
・注目すべき価格水準
162円20銭、162円00銭です。
・エントリー根拠となるトリガー条件
15分足で162円20銭を明確に下抜けた場合をトリガーとします。
◆ レンジシナリオ ◆
・価格の方向性と根拠
骨太の方針2026の閣議決定内容を見極めたい市場心理と、162円00銭のオプション設定によるマグネット効果が重なることで、162円00銭から162円83銭の範囲で方向感の乏しい推移となる可能性もあります。
・注目すべき価格水準
162円00銭から162円83銭です。
・エントリー根拠となるトリガー条件
レンジ上限・下限での反発を確認したうえでの逆張り対応をトリガーとします。
*分析本文中に表示している数値は、MetaTrader5のみにおける数字(金額)です。
*トレードシナリオはあくまでもサンプルです。メインはScalper-FXのサインです。
*Scalper-FXのサインに合わせてエントリーをしてください。
*最終的な投資判断は、必ず、ご自身の責任の元に行ってください。
【2026年7月21日(火曜日) 16時57分】


