2026.08.03(月)08:40【Nikkei225 オプション建玉 デイリーウォッチ】

2026.08.03(月)08:40【Nikkei225 オプション建玉 デイリーウォッチ】

本日は、日本市場は取引中です。取得時刻は https://scalper-fx.com/time により2026年8月3日07:40:57(JST)を確認しております。JP225-SEP26先物の直近値は62,780円台で推移しております。

1. オプション建玉サマリー(限月別)

区分 限月 プット建玉 コール建玉 プット出来高 コール出来高 C/P建玉比
標準 2608(8月限) 109,780 53,544 7,553 6,683 0.49
標準 2609(9月限) 108,160 66,492 5,009 3,579 0.61
標準 2610(10月限) 15,179 8,252 1,033 219 0.54
ミニ(週次) 8/6限 8,227 9,526 13,376 13,350 1.16
ミニ(週次) 8/13限 15,215 16,183 4,743 6,125 1.06

標準オプションは各限月ともプット建玉がコール建玉を大きく上回っており、建玉ベースでは下値警戒(保険的なプット保有)が根強い状態です。一方でミニオプション(週次限月)は8/6限・8/13限ともC/P建玉比が1.0を超えており、直近週の建玉に関してはコール優勢となっています。この標準(機関投資家中心)とミニ(個人投資家中心)の建玉バイアスの差は、本日の出来高にも表れています。標準オプションの本日出来高はプット17,373枚・コール11,349枚(P/C出来高比約1.53)とプット優勢である一方、ミニオプションの本日出来高はプット18,568枚・コール20,172枚(P/C出来高比約0.92)とコールがやや優勢です。すなわち、機関投資家層は本日も下値保険(プット)を積み増す動きが優勢であるのに対し、個人投資家層は反発狙いのコール買いにやや傾いている構図が読み取れます。

なお、先物本体の本日総取引高は、日経225先物56,864枚、日経225mini 834,848枚、日経225マイクロ先物1,149,408枚となっており、枚数ベースでは例年通りマイクロ・ミニが取引の主体を占めています。個人主体の商品で取引が活発化している点は、直近の急落局面での個人投資家の押し目買い・投げ売りが交錯していることを示唆します。

2. 主要ストライクの建玉集中状況

標準オプション(限月別・建玉上位)

限月 プット上位ストライク(建玉) コール上位ストライク(建玉)
8月限 30000(5,606)/25000(5,446)/65000(5,118)/60000(4,136)/50000(3,802) 70000(4,556)/65000(3,425)/68000(3,387)/63000(3,058)/71000(2,300)
9月限 50000(9,223)/30000(5,733)/60000(4,774)/55000(3,829)/25000(3,717) 65000(5,026)/50000(4,650)/30000(3,750)/67000(2,697)/75000(2,601)

ミニオプション(週次限月・建玉上位/中心:8月限)

限月 プット上位ストライク(建玉) コール上位ストライク(建玉)
8/6限 59000(1,195)/64000(1,062)/63000(741)/58375(624)/60000(619) 66000(1,096)/70000(974)/62250(907)/65000(694)/72750(485)
8/13限 68750(976)/69000(924)/62000(883)/56750(754)/59000(725) 69000(1,428)/68750(1,255)/71000(902)/62250(894)/68000(871)

標準の8月限・9月限を合算した建玉ベースでは、65000(プット8,110+コール8,451=合計16,561)と50000(プット13,025+コール4,650=合計17,675)が二大集中ストライクとなっています。次いで70000(合計11,716、コール優位)、63000(合計10,062)、60000(合計9,933、プット優位)、68000(合計8,441、コール優位)が続きます。ミニ(週次)では、8/6限・8/13限のいずれも62250にコール建玉が900枚前後集中しており、直近の現値水準に極めて近いストライクにガンマが集中している点が特徴です。

3. 建玉データからみる今後の値動きの推測

50000・30000・25000といった深いアウトオブザマネーのプットに数千枚単位の建玉が積み上がっている状況は、短期的な値動きの磁石というよりは、機関投資家によるテールリスク・ヘッジ(暴落保険)の積み増しと考えられます。これに対し、現値62,780円台に近い62000~65000のゾーンには、プット・コール双方の建玉が密集しており、特に65000は合算建玉トップの水準として上値の壁として機能しやすい状態です。60000はプット優勢の建玉壁であり、下値の防衛ラインとして意識されやすいと考えられます。

本日の建玉前日比を見ると、8月限の60000プットは前日比マイナス90枚、62000プットは同マイナス80枚とやや解消方向にある一方、9月限の62000プット(同プラス121枚)・63000プット(同プラス122枚)は積み増しが継続しています。直近限月の壁がやや後退する一方、翌限月側で同水準の建玉が積み増されていることから、下値防衛ラインそのものは60000~63000近辺に維持されたまま限月がロールしている状況と推測されます。コール側では8月限70000(前日比プラス13)、9月限70000(同プラス102)と上値のコール壁も再構築されつつあり、上下ともに大きなブレイクを想定した建玉配置というより、レンジ内での攻防を意識した構成に見えます。

4. チャート×JPXデータ統合分析

15分足では、7月31日にかけて62,200円台から65,640円まで急伸した後、直近は62,770円台まで急反落し、ほぼ往って来いの値動きとなっています。MACDはマイナス圏(-187.9/-139.2)でヒストグラムもマイナス継続、ストキャスティクスは39.36/58.06とメインラインがシグナルを下回る弱含みの形ですが、売られ過ぎ水準(20以下)には未到達です。チャート上のシステムポイントでは、直近レジスタンスが63490・63680、直近サポートが61860・61470と表示されており、現値はこのレンジのほぼ中央に位置しています。

1時間足では、7月9日の高値69,445円から7月28~29日の安値60,890円まで下落した後、いったん65,650円まで戻したのち、再び現在の62,780円台まで押し戻されています。Fibでは100.0%戻し水準が62468円とされており、現値はこの水準のすぐ上でほぼ全戻しに近い位置にあります。MACDは-94.2/-11.4とマイナス圏ながら縮小傾向、ストキャスティクスは35.84/54.66で底値圏からの戻りを示しています。

4時間足では、4月から6月にかけての大幅な上昇トレンド(高値73,758円)からの調整局面が継続しており、Fibの50.0%水準(62067円)付近に現値が位置しています。MACDは-66.0/-43.5、ストキャスティクスは39.49/25.36とメインがシグナルを上回りつつ低水準で推移しており、下落モメンタムの一服を示唆します。

日足では、2025年からの長期上昇トレンドが7月上旬の高値73,758円で天井を打ち、Fib23.6%水準(63519円)付近まで調整が進んでいます。RSI(14)は40.44と中立の50を下回る水準まで低下しており、短期的な過熱感は解消されていますが、売られ過ぎ(30以下)には至っていません。MACDは-1432.2/-1034.0と大きくマイナス圏にあり、日足レベルの下落モメンタムは依然として強い状態です。

5. フィボナッチ水準×オプション建玉集中ストライクの突き合わせ

価格帯 Fib水準(時間軸) 建玉集中ストライク 意味合い
65,000~65,150円 1時間足76.4%(65132) 65000(標準合算16,561枚、最大級) 最重要の上値抵抗帯。Fibとガンマの壁が一致
63,000~63,500円 日足23.6%(63519)/15分足システムポイント63490・63680 63000(標準合算10,062枚) 直近の攻防ライン。現値のすぐ上の一次抵抗
62,000~62,300円 4時間足50.0%(62067)/1時間足100.0%(62468) 62000(標準合算7,511枚)、62250(ミニ週次コール900枚前後) 現値そのものに近い最重要ピン止めゾーン
68,000~70,000円 4時間足23.6%(68240)/同11.8%(70999) 68000(合算8,441枚)、70000(合算11,716枚) 戻り局面での上値の天井候補
60,000円 明確なFib一致なし(心理的節目) 60000(標準合算9,933枚、プット優勢) 下値防衛の一次ライン

現値62,780円台は、4時間足50.0%戻しと1時間足100.0%戻しに挟まれた62000~62468円の位置に極めて近く、かつミニオプション(週次)で62250にコール建玉が両限月とも集中していることから、テクニカルとオプション建玉の両面で「ピン止めされやすいゾーン」に現在位置していると考えられます。上に抜ける場合は63000→65000の壁、下に抜ける場合は60000の壁が次の焦点となります。

6. シナリオ分析

シナリオ 条件・トリガー 目標水準 確度
上振れ 62468円(1時間足100.0%)を維持したまま63000を明確に上抜け 63500→65000(合算建玉最大の壁) ★★☆
レンジ 62000~63500円のゾーン内での往来が継続 62000~63500円のボックス推移 ★★★
下振れ 62000円(4時間足50.0%)を明確に下抜け 61470→60000(プット優勢の壁) ★★☆
深押し 日足レベルのMACD悪化が加速し60000を明確に割り込む 58000台→55000(9月限プット壁) ★☆☆

現状は、テクニカル・オプション建玉の両面から見て、62000~63500円のレンジ内での攻防が最も蓋然性が高いと考えられます。この範囲を明確に上抜け・下抜けした場合は、それぞれ65000・60000の建玉壁が次の目標として意識されます。以上が本日8月3日分の【Nikkei225 オプション建玉 デイリーウォッチ】です。62,000~63,500円のレンジが当面の攻防ゾーン、65,000円が最大の上値の壁、60,000円が下値防衛ラインという構図が、テクニカルとオプション建玉の両面から確認できます。