2025-06

Economic Fundamentals

誰がドルを売却しているのか?考察してみる。

米ドルは、今年上半期の運用実績が1988年以来で最も低い水準になりそうです。今は、あらゆる地域・資産クラスの投資家がドルを売っているように見受けられます。たしかに、そうした動きには一定の根拠があります。世界の投資家たちは徐々にドル建て資産の...
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米国債、トランプ関税でも離れず:外国勢保有が過去2番目の高水準

4月の外国人投資家によるアメリカ国債の保有額は、トランプ前大統領が打ち出した広範囲な関税政策によって金融市場が混乱する中でも、過去最高に近い水準を維持していました。18日にアメリカ財務省が発表した対米証券投資統計によると、外国人によるアメリ...
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今後の利下げペースが緩やかになる可能性を示唆

2025年6月18日米金融政策と今後の利下げ見通し【考察】アメリカの中央銀行にあたる米連邦準備制度理事会(FRB)は、6月17日から18日にかけて開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を据え置く決定をしました。FRBの当局者たち...
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米30年債入札に市場参加者が注目【超長期債需要の試金石】

米国で行われる30年物国債の入札に、多くの市場関係者の関心が集まっています。というのも、国債の需要に対する懸念が高まる中で、今回の入札が、投資家が長期の米国債をどのように見ているかを測る重要な機会となるためです。この30年物国債220億ドル...
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米関税で利上げ「相当遠のいた」、日本経済の正念場は来年か=政井元日銀委員

元日本銀行審議委員で現在はSBI金融経済研究所の理事長を務める政井貴子氏は12日、ロイターのインタビューに応じ、アメリカの関税政策が日本経済に与える影響が懸念される中で、日銀による追加の利上げは「かなり先送りされることになりそうだ」と述べま...
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米中通商協議、輸出規制緩和へ枠組みで合意

細かい点に注目すれば気になる部分もあるかもしれませんが、市場の反応が鈍いことから考えて、この結果はある程度予想されていたものと思われます。結果自体は明らかに前向きなものですが、S&P500先物の動きが鈍く、人民元や豪ドルにも大きな変化が見ら...
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トランプ政権による関税政策が、アメリカ経済にも深刻な影響を与える可能性

トランプ政権による関税政策が、アメリカ経済にも深刻な影響を与える可能性があるようです。経済協力開発機構(OECD)は6月3日に発表した最新の経済見通しの中で、今年の世界経済の成長率を2.9%へと下方修正しました。これは、昨年の実績である3....
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トランプ米大統領の外航就任後の外交姿勢に対して

トランプ米大統領の外交姿勢に対して、各国の反発や不満が次第に高まっているようです。アメリカの歴代大統領は、誰もが世界を変えられると信じて就任しますが、トランプ氏の場合は、特に自分にはすべてを動かせるという強い自信を持っているようです。とはい...